コツコツ、コツコツ……


パンプスの音が一定のテンポで聞こえる。


左隣には蒼がいる。


なんかこれ、デートっぽいな……。


うっ、はずっ!


自分で考えて恥ずかしがるなんてバカみたい……


「よく飽きないね?楽しくないでしょ?」


ふとこんな質問をしていた。


だって隣にいてくれるだけだし……。


『別に。お前みてれば面白いし』


「なぁっ!?」


何それ!!バカにしてるよね?!