「蒼ってさー、なんでそんな笑わないの?」


『最近笑えるようなこと、ないと思うんだけど』


「あははっ、どこの真面目…って、いたぁ!」


蒼太に頭をびしって叩かれた


痛いなぁ、もう


『お前、高校生になっても変わらないな』


「変わんないよ、蒼もだよ」


『は?オレも?』


キョトンとしてる

そんな人なんてすぐ変わるわけないじゃん


「変わんないよ」



そのまま私らは家に向かって帰った


相変わらず「じゃーねー」なんて子供っぽい感じでさ