そんな藤井さんは
私のアイコンのプリクラを
見て詐欺だと笑っていた。

ーじゃあかわいいってことですか?笑

ーかわいくはねーけどな笑

ーじゃあ詐欺じゃないじゃないですか!

ーそれもそうだな笑

連絡を取るの、楽しい。
私って本当単純というか、
すぐ好きになっちゃうんだよね。
まあさすがに彼女持ちの人は
だめだってわかってるから
大丈夫だけどね。

朝方までLINEは続いていた。

ー藤井 悠馬からの着信ですー

電話?!驚きつつも
素早く応答ボタンを押す。

「も、もしもし」
『もしもーし!ちいちゃん声眠そう』

いきなり、何電?暇電か。
眠そうって笑ったけど、
もう朝4時ですもん。