ある時僕は生まれた

なぜなのかわからないが僕の脳波は他人のそれとは違い、不思議なものだった

医者や科学者はその不思議な僕の脳波を使い、携帯電話なるものを発明した

僕は狭い狭い研究室に隔離され、不思議な装置を頭に取り付けられ、脳波を発信され続けた

人々はその携帯電話なるもので

電話だのメールなどというものを楽しんだ

後々電話など使わなくなり、メールが主流になった