「んんっやっぱ大翔のばあちゃんの
この謎の餅的なものはうまいっ!」

いつものように小学校の頃からの友達

山崎大翔(ヤマサキヒロト)

と盛り上がっている


「だろ?なんなんだろまじでこれ」


大翔とは中学が一緒だったから

高校に入っても必然と一緒にいる

「いやー何回食べてもおしいねっ」

そういい盛り上がっていると


「お前食いすぎだろ太っぞ」

顔を見なくてもわかる

こんなこと言ってくる奴は

「うるさいわっ拓哉に言われたくない」

そう顔を合わせれば口喧嘩しかしかない

相沢拓哉(アイザワタクヤ)

「ぷっだってお前見るたんびなんか食ってるから」

「今時の女子は食べ盛りなのー!
いいじゃんかっそんな太ってはないと思うし?」


まだ、大丈夫だと思うけど


「さぁ?どうだろうな
気づいてないだけかもな」


態とらしく意地悪な顔をする


「なっ!そんな事ない!」

ふんっもうしるかこいつなんかっ!

「ねぇ、大翔帰りにマックでもよろーよ」

「ぁぁ、俺はいいよ」

「やったー!新作のハンバーガー
食べたかったんだよねーっ!」

よっしゃ!と言いガッツポーズをとる私のほおを拓哉は手でつかむと

「おっまえなぁ今言ったばっかだろうが
ばかか?」


うっ....

「うるひゃいなぁあたしの勝手でしょっ」


イッーと拓哉を睨むと


「あーはいはい。せいぜい気づくまで
ぶくぶく太ればいーよな」

じゃーねとぶらぶらと手を振って
教室を出て行ってしまった


「ふんっもういいしっ
さっ!大翔マック行こっ!」

そういい大翔の手を引き

教室を出て行った....


この時、拓哉の言うこと聞いて

マックなんて行かなければよかったのかもしれない


じゃなきゃ、君とは出会わなかったのに....