( 詩音が編入する学校東高だったよね?)

「……うん」

(……詩音。 大丈夫なの?またなん「陽菜!」

(………ごめん)

「もう、忘れたの。 」

本当は忘れてなんかない。あの日のことを忘れたことなんて

ない。