遅刻だぁー!!
ヤバいよぉ!
あたしは、必死に走った。
いままで寝坊なんてしたことないのにぃ!
いきなりなんでっ!?
昨日の夜、先生のこと考えすぎたとか?
もぉ!とにかくヤバいよ!
ギリギリに閉まりそうになった門を入って廊下をすごい速さであたしは、走った。
そしたら、いきなり誰かにぶつかっちゃった。
ドンッ!!
いったぁい!
あたしは、こけてしまった。
もぉ誰って思いながら上を見上げたら、南先生だっ!
「大丈夫?」
って言いながら先生は、あたしに手をのばした。
「あっ!1人で立てます!」
あたしは、きっと顔が真っ赤だったろう。
先生は
「そう…ごめんね。ぢゃあ…」
って言い残して先生は行っちゃった。
なんで、あんな悲しそうに話すのだろう?
あたしはまた、走ろうとしたら、廊下の床に一枚の写真が落ちていた。
あたしは、それを拾って見てみた。
見た瞬間思った…
見なきゃよかった…
だって、その写真には先生と綺麗な女の人と先生に似た子供が楽しそうに笑ってる写真。
先生には、家族がいたんだね。
てか、そもそも教師なんか好きになるあたしが悪いんだもん……
あたしはその写真をバッグの中に入れた。
時間があったら先生に返そう。
それから、そのままあたしは、保健室に行った。