そう、私は好きな人も彼氏もいない。

そのうえ
恋がしたことがなかった。


そんな事を考えていたら誰かに肩をたたかれた。
「なーに淋しそうに歩いんのよ!」
友達の桃だった。

「なんだ桃かぁおはよ」
私は顔あげた。
桃の隣には、彼氏の聖二がいた。
「なんだぢゃないわよぉそれより聞いて!」
なんか桃がやけにうれしそうにしている。
「えっ?なに??」