「あのさぁ、住田さん。

俺が住田さんのこと好きって、知ってるよね?」


社長が更に私に近づく。

もう、お互い触れそうな距離。


私にはこの僅かな隙間が耐えきれなかった。


「…好きなんかじゃないですよね、私のこと」