大空翔をふったあたしが、幸せになっちゃいけないと、不幸じゃなきゃいけないと。


そう思っていたあたしを、まるで地獄のような日々から救ってくれた。


千恵ちゃんはあたしにとって女神だった。


それからはもしかしたら、あたしが付き合ってたことがばれちゃったとか、ふったことがばれたとか。


そんなことは気にしなかった。


でも、毎日の涙は尽きることはなかった。