「どこまですれば楓香ちゃんは満足するの?私はどこまでやれば自由にしてくれるの?毎日毎日ずっと一緒にいて夜中まで電話して、私はもう…疲れたよ…」
「あすちゃん」
涙を浮かべながら私の手を取ろうとする楓香ちゃんだが、私はその手を弾いた。これ以上苦しめないで。
私はもう冷静になる事は出来ない。
「私は楓香ちゃんの家来じゃないのよ!もう私の自由を奪わないで!もう私に関わらないで!ほっといて!」
「でも楓香は…あすちゃんとずっと一緒にいたい…」