悠里にとって何気ないその行動も、私にとっては心臓が破裂するくらいドキドキする。顔が真っ赤になっていくのが自分でも分かる。体が熱くなって来てるから。
マズい。このままじゃ悠里に変に思われる。
「悠里ー、あすー、おはよう」
「おはよう、美歌」
同じグループの美歌がやって来てとりあえず悠里に気付かれる事はなかった。その事にホッと息をつく。
こんな事で動揺する自分が嫌になる。