そして小日向が退院する日が来た


「いやぁー我々もここまで回復する時間が早いとはびっくりしましたよ」


医師の人が驚くぐらいの回復力で

小日向は元気になった


「...春!!」


私は思いっきり抱きついた


またあんな幸せな日々をおくれるんだよね


今から考えただけでにやけがとまらないよ



「春何考えてんだよ〜にやにやして」


「えへへ。幸せなことだよ」



私たちがまず向かったのはあの桜の木だった



「あれから2年経ったんだな」


私たちは高校2年



「いろいろあったね...」


高校1年は小日向が倒れて病気ってわかって

高校2年の冬に小日向と別れて
春にまた戻れた


もうすぐで高校3年だった