ごめんな...


俺...こんなやり方でしか


お前のこと諦めきれねぇんだよ


俺もうお前のところに戻れるかもわかんねぇんだ



「なにしてるの!!」


お前が泣いて泣いて泣きまくってても

俺は手を差し出せなかった




いや、さし出しちゃダメだったんだ





お前にこのことを言うには荷が重すぎる



きっとお前は俺のことを思って泣くんだろって考えたら



言えなくて...それならお前を諦めた方がいいんだ。



「あんた...本当にこれでいいの?」


モデル並みに細くて顔も整ってる奴っていうのは


こいつだ。こいつは俺の幼なじみで



よく家に遊びに来てた


そんなやつとキスすることになるなんてな笑



本当にもう...自分でもなにしてるかわからなくなってきたわ。


「あー。何してんだろ俺」



自分に腹が立つ


こんな病気になって


あいつ守れないなんてな


だっせぇよな



ごめんな...



お前のこと守ってやれなくて...