「ですから!ここには桜井小日向なんて名前の人は入院していません」

「え...」

私はあっけにとられていた

「あたし達の思い過ごしだったんだよ」



そうとゆうことは小日向は家に...?



「家にいこ...?」



「ちょ、春!?」



私は小日向が倒れた日からあんなに簡単に治るとは思わなかった。



小日向は昔から体が弱かった。


中3の頃はたびたび貧血なので倒れて入院のくりかえし



でも、高校に入ってからはあまり入院はしなくなった


ピンポーン



「はーい?」


小日向のお姉さんだ



「あの...小日向に会いたいんですけど」


「あー、ごめんねー。あいつ会いたくないってゆーてるんだわ」


「そうですか...」

その時

二回の部屋には小日向がいて、

「なにきてんだよ!はやく帰れ!!」


私はあまりにも強い言い方をされて

立ち止まっていた。


小日向があんな言い方するなんて...


「っ...」


「あ!春!」

なんで急に冷たくなったのかがわからなかった...


「なんで...なんで」


涙がとまらないよ


「春...小日向くんにもなにか訳があるんだよ」