「あーあ、気絶しちゃったよー。」
「タク!!タク……」
「おい、お前等もこんなになりたくなかったら、大人しくしてろよ?な?」
「…………」
「何とか言ったらどうだよ、ああ!?」

先輩が俺の胸ぐらを掴んだ時だった。

「……黙れ……」
「ああ?お前今何ていった?」
「黙れと言ったんだ。」
「なっ……お前、いい度胸してんじゃねえかあ!!!!」

こうして俺と先輩は取っ組み合いになった。

止めようとした勇大も、他の先輩に殴りかかられ頭にきたのか反撃開始。

騒ぎを聞きつけた部長が帰って来て、騒ぎはおさまった。

ミーコは拓真の横で泣いていて、拓真はまだ気を失っていて、取っ組み合いになった先輩も俺達も、ボロボロだった。

「お前等、何してるんだ!!!!!!!!」



そして、今に至る。