「はあ?そんな軽い台詞で今時女をおとせると思ってるの?そういう台詞におちるのはね、ただの馬鹿な女よ?そんな女と私、一緒にしないでくれる。」
「あはは、いいじゃん、可愛いのは本当だしさあ。何、マネージャー希望?」

まだニコニコと笑う拓真から離れて、俺の後ろに隠れながら女子は続けた。

「そうよ、文句ある?」
「ちょっとー、何で隠れるのよ!!へこむなあ~、カズくーん!!」
「……うるさい。」
「あはは、いい奴じゃない、あんた!!」

バシバシと背中を叩いてくるマネージャー希望の女子。

体育館に着くなり、騒がしいな……

まあ、こういうのも、嫌いではない。