「バスケするの好きだけど、勇大ほど好きじゃないし。」
「そっかー、残念だなー……」
「でもねでもね!!!!」

しゅんっ、と明らかにわかるくらい俺が肩を落としてると、都子が俺の前に立って、顔を覗き込んできた。



「私、勇大がバスケしてるの見るの、大好きだよ!!!!」




トクンッ……


「っ……!!!!」
「だからね、バスケはしないけど、クラブある日は一緒に行くね、勇大がバスケしてるの見てるから!!!!」

キラッキラの笑顔でそんなこと言われたら、嬉しくない奴なんかいないだろ。



この時、俺は自分の都子への気持ちに気づいた。