「やっぱり、寂しいか?」
「え?」
「ダイとミズキがいないのは、やっぱり一人は寂しいか?」
「…………昔を、思い出すんで……」
「………よし!!バスケしよう!!!!」
「え?今もしてた……」
「違う、今度は“みんな”でするんだよ!!」
「“みんな”で……」
勇大先輩は、他の全員を呼んだ。
「これから2on2の試合をする!!俺とヤス対カズとタクな!!!!」
「……わかった。」
「よっしゃ!!部長に勝ってやる!!」
「都子、審判お願いね。」
「任せて!!」
「えっと、あの……」
「勝つぞ、ヤス。」
ニコッと笑った先輩の笑顔に、何故か心がポカポカと温かくなった。