「あ、でも今日一応病院に行くんで、部活はお休みしますね。」
「あ、俺もです!!リハビリ行ってきます!!!!」
「え、じゃあ僕も……」
「大丈夫だってば、ヤスは練習練習!!」
「そうだぞ、ヤス!!サボるな!!!!」
私とダイが口を揃えてそう言うと、ヤスは苦笑しながらわかったと頷いた。
「よし、ミズキ、病院まで走るぞ!!」
「はあ?走らないわよ!!」
「えー、走らないのかよー!!」
文句を言いながらも、私の歩幅に合わせて歩いてくれるダイ。
「で、ヤスと何があったんだ?」
「え?」
ダイの声に顔を向けると、ダイは苦笑いしながら私を見てた。
「見てりゃわかるよ、ヤスと何かあったでしょ?」