「……仲間、か……」

久しぶりに聞いたこの言葉。

そっか……”大切な仲間“か。

「うん、信じてみよう、かな……美姫ちゃんを、先輩達を……」


一人で呟くと、僕は立ち上がって部室に荷物を取りに向かった。

心なしか、今までよりも気持ちが軽くなった気がした。