「……美姫ちゃんも、ダイちゃんと同じこと、言うんだね……」
ヤスは何か思い出すように言って、床に視線を落とした。
「……今日はもう部活はいいから、病院行けってさ。」
「え、何急に……」
「一応僕のせいでもあるから、一緒に病院行こ~、ね?」
何かいつものヤスに戻ってる、けど……
いつもと違って、はりつけただけの笑顔じゃない。
ちゃんと、“素のヤス”だ。
「……何か、気持ち悪い!!」
「えっ、具合でも悪いの~?」
「あんたが気持ち悪いのよ!!」
さっきまでのヤスと全然違う!!!!
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