「っ……!!」
「お前、俺の悪口言ってたらしいな、ああ!!?」
「や、ヤス!!」
その日ダイはリハビリのため、病院に行ってていなかった。
しかも、部長もこういう日に限っていないなんて……
「先輩、落ち着いてください!!」
「うるせぇ、勇大!!コイツが俺の悪口言ってたのに変わりはねえだろ!!!!」
「別に、悪口なんて言ってないですよ~」
「ああ!!?」
パッとヤスは先輩から離れると、笑いながら言った。
「僕はただ思っただけですよ。“何でこんなガキみたいな人がバスケ部にいるのかな?”って。」
「んなっ!!!!」
その時のヤスは、すごく冷たくて、怖い笑みを浮かべてた。