高校1年の夏


すっかり学校生活にも慣れてきた頃だった。


「おい、安田!!」

私はマネージャーの仕事をしていると、ヤスが3年の先輩に呼ばれていた。

3年生の先輩は、勇大先輩達と違って短気でな人が多かった。

しかも、ヤスが呼ばれたのはその中で一番問題児の先輩だった。

「何ですか?せんぱ……」

ヤスが先輩を呼ぶ前に、先輩がヤスの胸ぐらを掴んだ。