「僕は、安田……芽生。」
「ヤスって呼んでやって!!俺もそう呼んでるからさ!!」
「うん、わかった。これからよろしくね!!私、バスケ部マネージャー希望だから!!」

そう言うと、ダイは目を輝かせた。

「本当か!!?やったー!!!!バスケ仲間が増えたな、ヤス!!!!」
「……そうだね~。」

と言いながら笑うヤスだけど、なんだか上べだえか笑顔な気がして……

「……本当?」

って聞き返したら、目を見開いたあと、ヤスは眉を寄せて黙った。

「ま、まあいいじゃん!!クラス表見に行こうぜ!!」

気まずい空気を察したダイは明るく笑って私とヤスの手を引いた。



これが、私と2人との出会い。