「そっかそっかー、ついになー!!」
「キス、しましたかー。」
「青春だね~。」
「お前等、声デカイんだよ!!」
「何さ、耳まで赤くして。」
「めでたいことじゃんか!!」
口々に言う悠達は、結愛を待つ俺の周りでずっと喋ってる。
結愛と……き、キスをしてしまうまでのことを話すと、ナイスハプニングと親指を立てられた。
意味わかんねえよ……
「さすが、文化祭は何が起こるかわかんねえな!!!!」
「奥手で純粋なレジくんだからね、ナイスハプニングじゃん!!」
「俺までほこほこしてきたー。」
「さすが、双子!!」
「いや、関係ねえだろ。」
当番交代の後、冬木さんと結愛が階段を上って行くのを見た。
とりあえず、戻ってくるかわかんねえけど、待ってることにしたんだけど……
「お前等もういい加減帰れ!!!!」
「えー暇だしー。」
「結愛とレジのこの後が知りたいし!!」
「はは、確かに。」
絶対コイツ等面白がってるだろ!!!!