……あれ？
立ち上がって、また蓮次くんの顔を見上げる。
蓮次くんの顔、赤い気がする。
「蓮次くん？」
「……あ？」
「顔、赤いよ？」
「……気のせいだろ。」
「本当に、さっきの顎？」
「……顎。」
「本当？」
「……顎だよ。」
「本当の本当に？」
「…………うっ……」
「……ほ、本当、は？」
みるみるうちに耳や首まで赤くなってく蓮次くん。
絶対顎じゃないでしょ……!!
「……顎、じゃないよね？」
「…………あ、ごだよ。」
「嘘だ、じゃあ何で耳も首も赤くなるの!!」
「っ!!」
どうやら図星みたいです。
