「わあ、あの2人お似合いだね~。」
「『お化け喫茶』だって!!行ってみよ~!!」
「宣伝うまくいってるみたいだね!!」
「そうだな。」
結愛と手繋いで校内回れるし。
「あと30分かー、あ、先輩!!」
「あれ、結愛とレジじゃない!!」
「おっ、久しぶり。」
手を振りながら前から歩いて来たのはミーコ先輩と勇大先輩。
2人も手を繋いでいた。
「あら、ラブラブじゃない!!」
「……先輩達こそ。」
「あはは、俺達の方がラブラブだってさー。」
「そんなこと言ってないでしょ!!」
そう言いつつも目の前でイチャイチャする先輩達。
結愛も俺も苦笑いしながらお辞儀をして、先輩達とすれ違った。
「あ!!みーっけた!!!!」
「きゃ!?」
「えへへー、ビックリしたー?」
「た、タク先輩!!」
「……何してる、拓真。レジに怒られるぞ。」