「あー……お取り込み中悪いんだけど。」
「「っ!!!!」」
「ずっとさっきから後ろ歩いてるのに、気がつかなかったのかなー?」
「しょうがないだろ、悠、ソーダ。2人の世界に入ってたんだから!!」
「……お前等なあ~!!」
「あはは!!レジが怒った~!!!!」
逃げろー!!と言って颯汰くん達は走って行った、と思えば、
「あっつあつー!!」
「……颯汰ー!!!!」
「あはは!!逃げろにげろー!!」
振り返ってまたからかうように叫んで走って行った。
「クソ……アイツ等言いたい放題言いやがって。」
「はは、本当、元気だよね。」
溜め息を吐いて、蓮次くんは頭を掻くと「行くぞ」と言ってあたしの手を握った。