「頑張って衣装つくるから、蓮次くん達も頑張ってね!!」
「ああ……めんどくさいけど、頑張るよ。」

結愛に言われたら頑張るしかない。

そんなことを思いながら、前を向いて歩いていると、隣から視線を感じた。

「ん?……何?」

じっと見つめてきた結愛に問いかける。

そして、またドキッとするようなことを口にした。


「蓮次くんは、どんな服着てもかっこいいんだろうなあ、と思って。」


少し頬を染めながら言った結愛。


ドキンッ


「……ったく、急に言うなよ、そういうこと……」
「だ、だって……本当にそう思ったから!!」

自分で言ったくせに、恥ずかしそうにするなよ、こっちの方が恥ずかしいって!!