「何が出るかな?よいしょ。」
”手作り弁当“
「はは、何これー、可愛い内容だな!!」
手作り弁当とか、もう結愛のとこ行くしかないじゃんね。
「結愛ー、手作り弁当ー。」
「あはは、手作り弁当借りるのー?」
「そう、今日の弁当も?」
「手作り!!!!」
俺と同じように笑って結愛が弁当を前に出した。
「ありがとうな!!」
「また撫でた~、頭!!」
「じゃ、また後でな!!」
弁当の中身を崩さない程度に走る。
『おーっと!!?サッカー部が追い上げている~!!!!』
「げっ、ヤバイな、レジ頼んだ!!!!」
「…………めんどくせえ~、またアンカーかよ。」