「……そうだな。」
「タク、何か嬉しそうね?」
「んー?ミーコがもうちょっと構ってくれたらもっと嬉しいよー?」
「調子に乗るな、チャラ男!!」
「うう、カズくーん!!」
「……くっつくな。」
こんなこと言うミーコも、楽しそうに笑ってる。
勇大が部長になって、先輩達が卒業して、1年・2年が入ってきて。
本当に毎日が楽しい。
「どうした、カズ。嬉しそうだな。」
「……毎日、平和だなと思っただけだ。」
「はは、そうだな。でも珍しいね、表情に出すなんてさ。」
「……変か?」
頬を触りながら尋ねると、勇大は首を振りながら笑った。
「いやいや、むしろ嬉しいかな!!」
「……そうか。」
大変だったが時期もあったが。
こんなふうに、楽しくバスケができる日々が。
大好きな奴等の嬉しそうな、楽しそうな笑顔を見ながら。
これからもこんな日が続けばいいと、
そう思った。
「カズー、勇大ー!!ミニゲームしようぜー!!!!」
「おう!!行こう、カズ。」
「……ああ。」
= Fin =