春……


あなたと一緒だった日々が終わる。


クラスが変わるから


あなたのすぐ近くにあたしの名前があるって信じてたけど


あなたのクラスにあたしの名前はなかった。


あたしとあなたの距離は


もっともっと広くなった。


それから何日も立って


少しでも見てなかったあなたの顔を


久しぶりに久しぶりに


あたしの隣の隣のクラスで見つけた。


すごくすごく遠かったけど


前に立ってみんなをまとめる姿が


懐かしくて懐かしくて


目の奥で何かが光った。


あなたの隣でもう一度


あなたの姿が見たいって


何度も何度も呟いた。