バンッ!!





「「「あっ…。」」」






あたしは何が起こったかわからなかった。



ボールは蒼汰が持っていて、あたしは蒼汰が守ってくれたことに気付いた。




「結衣、大丈夫か?」



「あっ…うん。」



「無事でよかった。」


「助けてくれてありがとう。」


「おぅ。」



そんな蒼汰の優しさに、あたしの胸はドキドキしていた。