「その…ありがとうは言っておく。」

「はぁ?普通に言えよ。」

「…やだ。」

「あっそ。バカなやつ。ははっ」

あ…笑った。

やっぱ顔はかっこいいな…

「……。」

「帰るか?」

「裕也君遊んでないでしょ…。」

「俺はいいんだよ。興味ない。」

「嘘つき…いいからなんか乗ろうよ。」

「ふぅ…しかたねーな。お前が決めていいよ。」

「……っ。ん…っと…あれ。」

指差したのは…観覧車。