あの日ふと気が付くとあなたの扉の前にいました。

夕暮れの終わる頃でした。

今まで何処にいて
何をしていたのか


覚えていません


これから何処へ行くのか
何をするのか


分かりませんでした。

途方に暮れていたのです。


だから

大きな扉の端っこにあった

小さな軒下で眠ったのです。