いつの間にか眠っていて、気付けば放課後になり、教室にはあたし1人になっていた。 誰か起こしてくれれば良かったのに… そう思いながら、カバンに物をつめる。 すると、 「菫…」 小さな声だったけど、確かに聞こえた。 あたしを呼ぶ愛しい声が…。