『俺にしない?俺なら北村さんを
泣かしたりしないよ?』



『………北村さんが好きだよ。俺。』




あたし、こ、告白ってヤツをされたの!?

あの三汐くんに!?




結局、三汐くんに返事ができないまま、
その場を逃げてしまったあたし。



どうしよう。


三汐くんのことは好きだけど、
そういう好きとは違う……



「ただいま~もうヘトヘト……
ってどうした?愛結、
そんなげっそりとした顔して…」




勉強から帰ってきた莉生ちゃんが
そうあたしに話しかけた。