朝食のあとリマさんと話しをしながらくつろいでいると、そこへセドラさんがやって来た。



「実は月に一度、クラウド様は王様と王妃様と一緒に食事を取ることになっています。三日後の夜ナナミ様にも一緒に食事をしてもらいたいのです」


「えーと……私が行っても大丈夫なの?」


「大丈夫とは?」


セドラさんは首をかしげて聞いてきた。
王様と王妃様それにクラウド、王家の食事に何の関係もない私が参加するなんてあまりにも畏れおおくて……。


「王様と王妃様とは逢ったことないし……私は一般市民だし一緒に食事なんて気後れするっていうか……」



「ナナミ様は、今ディアナ様という事になっていますしディアナ様が婚約者として月に一度の食事はもう何度もされてますから。何の問題もありません」