「はいっ!!そこ1年!!ぼーっとしないで」


先輩の声であたしは我に返る。

「はいっ、すいません」

小林 咲音(コバヤシ サキネ)
13歳。

バスケ部でありますッ


入ったばっかりの
かなり未熟者。

「咲音、パス!」

そうして、あたしをリードしてくれるのは……

「柚歌ッ!」


パシッ…

高橋 柚歌(タカハシ ユズカ)
同じくタメ。