「芽依(めい)ちゃん〜」 午前6:35分、セットしておいたアラームよりも先に私の名前を呼ぶ声が聞こえる。 ジリリリリリ 「う…るさ……」 続いて、私の頭上にある携帯のアラームが鳴り響いた。 勢い良く、手を伸ばすと、激しく振動していたのが嘘かのようにピタッと止まる。 「う〜ん、、、まだ6時じゃん」 背伸びをした私は、下へ向かった。 * * *