~日向side~

俺は朝から超不機嫌だった。
その中で一番の理由が・・・


「きゃー!日向君!」


ちっ!

またか、毎朝 毎朝よくこりねぇな。

こっちは眠ぃンだからほっといてくれよ。
そんな事思ってたら・・・

うわっ!

何だこの女の群れわ!

「日向くぅ~ん、おはよぅ♪」

ぅわ。

でた、いるんだよな~うっとうしいヤツ。
でもま、拒否ると余計うっとうしいし、こう言うときは・・・

「・・・おはよ。」

きゃーーーーーー!!


たくっ!
何なんだ!何て言えばオレの周りは静かになるんだよ・・・。

考えただけでも先が思いやられる・・・。

そうだ!俺も彼女を作ればいいのか!
考えてみれば、俺は彼女を作った事が1回もなかった。
でも、こんなかから選ぶのはちょっと気が引ける。1日に何件メールとかがくるんだよ・・・。考えただけでも寒気がする。


!!


あいつは確か、同じクラスの川上理沙・・・。
へぇ、面白い。顔も悪くはねぇし・・・どちらかというと

「守ってあげたい感じ・・・」

「きゃー。嬉しいそれ私のこと??」

やばっ声に出てた。
「え。うん、そうだよ」

ニコッ

きゃーーー!

ったくうるせーな、お世辞に決まってんだろーが。

まぁいい。川上理沙・・・か、これから面白くなりそうだな。



そう思いながら俺は教室に向った


「おーい!ホームルームやるぞー」

ナイスなタイミングで先生が声をかけていた。
コレで解放される・・・。

にしても川上ってやつ、普段は気にしてなかったから分かんなかったけど、結構可愛いな。

おっ、こっちむいたと思ったらまた違う方見てるし。

て、また向いた。

くくっ!結構可愛いな。
「ホームルーム終わり~」
お!終わった。

って、ぶはっ!!

あいつ、手と足が一緒にでてんぞっ!!

あははっ!笑いがとまんねぇ。

いじめたくなるは、あの反応。