こんにちは
私、愛宮 さくら
今、学校向かってる
「お、愛宮さんじゃん
まぢ、可愛い〜」
毎回言われるセリフ
もう聞き飽きたよ
こんな私を見て可愛いとか目、腐ってんじゃないの?って思う。←腐ってないです無自覚です。本当はすごく美人です
あ、こんなこと思ってる間に学校ついたみたい
「お、さくら はよ」
「うん、おはよ」
いま私にしゃべりかけてきたこいつは独占欲男…そう、私の彼氏
名前は 神崎 龍
いつものように挨拶を済ますと龍は私の腰に手を回し教室へ向かう
毎回思うんだけど
これ、結構恥ずかしいんだよ?
「ねぇ、龍」
「あ?」
「この手、いい加減やめない?」
「あ?んなもん無理だ」
毎朝毎朝こうやって言って見るけどいつもこうやって返される
「なぁ、さくら」
「ん?」
「お前もいっつもそれ聞くのやめねぇ?
」
うん、そうだね、
毎回めんどくさいしね
この際やめよ
「うん、やめる
めんどくさいし」
「ふっ、そうか」
そんな話をしながら歩いていると、教室につく
「おはよ〜さくらちゃんっ!」
いつもこうやってしゃべりかけてくるのは龍の友達、早瀬 夏目
「おはよ、早瀬くん」
「おぃ、てめぇ毎回しゃべりかけてくんな」
「んで、さくらも返さなくていいだろ」
龍の独占欲でましたー
「もー龍、それぐらいいいでしょ」
「そ〜だよ〜
もー龍ちゃん!俺はさくらちゃんを龍ちゃんから取る勇気なんてないから!」
「あたりめぇだ」
「あ、私お手洗いいってくる」
「うん、いってらっしゃ〜い」
「あ?俺も行く」
なんて言っていつもトイレまで付いてこようとするんです
「トイレまでついてこないで」
そう言いまだぶつぶつ言っている龍をほってトイレに向かう
「あの!愛宮さん!
ちょっといいですか?」
「え、私ですか?」
「はい!」
「いいですよ?」
「じゃあここでは話づらいので…」
と言われ人が少ないところに連れて行かれる
こんなところになにか用があるのかな?と呑気におもいながらついて行く
「あの!好きです!」
「誰がですか?」
「僕がです」
「そうなんですか、誰をですか」
「愛宮さんをです」
「そうですか、ありがとうございます」
「いぇ…」
私でも告白されてることぐらいわかる
じゃあなんでこんなに冷静かって?
そりゃーねぇ
龍がいるのによくできるなーって思うだけだからですよ
私は龍にしか興味ないしね
「あの!付き合ってもらえませんか?」
「ごめんなさい、む「むりにきまってんだろ」」
あちゃーきちゃったよ
最悪だ
きみのせいだよ男くん
このあとひどい目にあうんだから
「こいつは俺んだ、去れ」
低〜い声で男に言う龍
「ご、ごめんなさーい」
そう言って男は走って逃げる
私を置いていかないでーなんてこころの声も届かず…
「おぃ、帰んぞ」
こんどは私に低〜い声で言った
龍は私の手を乱暴に掴むとスタスタと歩き出す
あ!
「龍!かばん!かばんどうするの!」
そう言うと…
「黙って歩け」
また低い声で言われる
てか、私悪いことしてなくないですか?
逆に、あの男くんが悪いですよね…
まぁ、私が付いて行ったのも少しは悪いかもしれないけどさ
でもあの男くんが悪いですよね
なんでいっつも私がお仕置き受けなきゃいけないんですかー!
そんな事を考えていると、いつの間にかついていた
どこにって?
きまってるじゃん
龍の家ですよ…
これからお仕置きタイムですよ…
あの男くんのせいでね!
恨むよ男くん
龍は1人暮らしだ
だから…家には誰もいない
それが私には地獄なんですけどねっ!
ガチャ
龍がドアを開ける
「お邪魔しまぁ…むぅ?!んっ」
玄関に入るといきなり深いキスをされる
ムカつく
なんだよ、さくらは俺のもんだろ
なに他の男に呼ばれてノコノコついていって告白なんかされてんだ
さくら…おまえのことになると俺、余裕ねぇんだよ
俺はさくらの手を掴み俺の家へ向かう
ガチャ
俺はイライラしながら家を開ける
「お邪魔しまぁ…むぅ?!んっ」
入った途端さくらにキスをする
俺の怒りをぶつけるように…
龍のキスで骨抜きにされ歩けなくなった私を龍は抱きかかえ寝室へと連れて行く
ガチャ
ドサッ
龍は私の腕を掴み頭の上でおさえた
「ちょっ待って!龍!」
そう叫ぶ私の口を龍の口が塞ぐ
「んっ、ふぁ…ふっ」
キスされてる間に服を脱がされた
私を見下げる龍の目はどこか色気があり嫉妬で燃えていた
「りゅ、う」
「さくら、愛してる…」
そう言いながら龍は私にお仕置きをした
龍はお仕置きをした後は必ず私にベタベタだ いつも以上にね
「さくら…」
「ん?」
「好き」
「うん、私もすき」
そう言うと安心したように眠る龍
しばらくするとスースーという音が聞こえてきた
そんな音を聞いてると私も眠たくなり意識を手放した