8時25分


チャイムが鳴ったのと同時に
教室に入った。




「ギリギリセーフ!!」



「唯、おはよぉ!」




あたしが席に荷物を置くと
入学した時から仲良しの
奈実ちゃんが話しかけてきた。




「奈実ちゃんだ!おはよ」



「相変わらず可愛いねぇー」



奈実ちゃんはあたしをぎゅーっと
抱きしめた。



「でしょ!このリボンお気に入りなんだぁ」



「その天然なとこも相変わらずね」



「ん?あたし天然じゃないよ??」



そういうと奈実ちゃんは
唯はそのままでいいよっていった。