次の日の昼休み
瞬が俺の机まで走ってきた。
「なぁ!誘った?誘った?」
やっぱ昨日の約束忘れてなかったんだ。
「…誘ってねぇよ」
「はぁ!?なんでだよー」
と俺に泣きつく瞬。
それを横目にクスクス笑う優雅。
はぁー…とため息をついて
「おい、瞬、行くぞ」
「どこいくんだよ?」
「唯んとこ。誘いに」
そういうと瞬が俺に飛びつき
ありがとうと何度もお礼をいってきた。
俺だって唯と昼休み一緒にいたい。
ただ誘うタイミングをどうも失ってた。
そしてA組までの廊下を
またいつもの女の子たちの声を避けながら歩いた。