涼太side



「ただいまぁー」



そう声をかけて自室に倒れこんだ。



「いや、あの顔であれはずるすぎだろ」




『り、涼太…』




思い返してはにやにやしてしまう。



あぁー、気持ち悪い俺。




なんかどんどん唯に惹かれる。



まだ知り合って数時間しか
経ってないのに。



これが一目惚れってやつか?



「あぁー、くそー」




「なにがあぁーくそーなんだ?」




びっくりして顔を上げると
そこには瞬と優雅。



「…どうやって入った?…つかいつからいた?」




「ずるいだろ…の辺りから」



優雅が普通に答えた。




…恥ずかし!!!!




「なんだなんだ??唯ちゃんとなんかあったかー??」




瞬が興味津々で聞いてくる。