涼太side


あぁー、緊張した。


女の子にアドレス渡すとか
初めてだ。



いつももらうばっかりだったしな。




「それにしても、唯ちゃんの友達も可愛かったなぁ」



「瞬はチャラいから誰でも可愛いんだろ?」




「はぁ!?唯ちゃんとその友達のあの子は格が違う!」




はいはいと流していると
携帯が鳴った。




知らない電話番号だった。




「もしもし?」




『あっ、あの…み、南出唯…です。』




えっ…えっ!!!!!!

ま、まじで!?!?!?




「あ、あぁ、連絡ありがとう!」




『連絡待ってるって言ってたから電話番号からと思って』




「そっか、連絡くると思わなかった」