急ぎ足の遥希に手を引かれ、少し小走りぎみになる。 身長差が20センチはありそうな遥希の歩調に合わせるのは、ちょっと大変だった。 「ねぇ、遥希くんどこ行くの?」 「もうちょっとで着くよ。」 いたずらっ子のような笑顔。 遥希のその顔… 反則だよ。 胸がキュンて…。