学校生活においても、今までは何となくしていたクラスメイトとの会話に自然と耳を傾けることができている事が、自分でも不思議だった。 友達と言えるほどの関係では無いにしろ、その事だけ取ってみても学校生活をおくるうえで、私にとっては大きな変化だろう。 退屈である事には違いがない。 それでも少し前の自分と比べてみれば、明らかに充実したものになっていた。 変わったのは自分。 遥希と出会った事で、私の世界が変わっていく。