その日を境に、遥希との他愛のないメールのやり取りが始まった。
朝の挨拶から始まり、その日にあったどうでもいい出来事や予定について。
お昼に何を食べたとか、昨日見たテレビが面白かったなど…。
遥希はバンドのメンバーの事や作曲中の唄についても報告してくれたりもした。
それは、変わり映えのしない私のつまらない日常に大きな変化をもたらし、まるで沢山の色彩に彩られたような毎日の始まりでもあったと思う。
眠りにつくその瞬間まで、遥希と繋がっているようで嬉しかった。
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